外国籍選手枠の撤廃のすすめ

こんにちは!最近、Jリーグで外国籍選手枠撤廃の論調が大きくなっているみたいです。このきっかけはイニエスタの神戸加入です。

 

現在のJリーグでは外国籍枠3人、アジア枠1人、そしてアジア中心の提携国枠1人で、1試合最大5人の外国籍選手がプレーできます。外国籍選手枠撤廃では、この制限をなくす、もしくは緩和するというものです。

 

サッカー評論家セルジオ越後氏はネットの記事で下のように語っています。

 

ただ、それ以上に僕が大賛成なのは、Jリーグ、そして日本人選手のレベルアップにつながると思うからだ。

(中略)

例えば、日本のサッカー関係者の中には「バルセロナのサッカーが理想」という人が多い。でも、あの強くて魅力的なサッカーはスペイン人だけでは無理。世界のスター選手を集めているからこそできるもの。それはレアル・マドリードも同じ。そして、そんな厳しい環境で生き残ったスペイン人選手たちがスペイン代表を支え、W杯やEURO(欧州選手権)で活躍している。 Jリーグの外国人枠撤廃をセルジオ越後が大歓迎「起爆剤になるし、必ず実現してほしい」

 

私も外国籍選手枠撤廃の流れに賛成です。Jリーグでどのようになるのか分かりませんが、今後の動きに注目しています。

 

さて、外国籍選手枠があるのはJリーグだけではありません。NPBにも外国籍選手枠があります。NPBでは、2002年の改訂を最後に、一軍登録は4人まで(投手または野手として同時に登録できるのはそれぞれ3人まで)という規定が続いています。果たして、今後も外国籍選手枠のルールは現状のままで良いのか。今回はこのテーマについて書いていきます。

 

2018年のNPBの外国籍選手

まず2018年現在の時点で、NPBの球団に在籍している外国籍選手の人数を確認します。現在、NPBに在籍している外国籍選手は74人です。(育成選手も含めています)

 

外国籍選手が一番多く在籍している球団は、広島カープです。(図1参照)カープはドミニカにカープアカデミーがあり、そこから来日する選手が多いです。一軍で活躍している選手に、バティスタやフランスアなどがいます。

 

図1)球団ごとの外国籍選手の在籍人数 *Bseball LABより作成(7/01現在)

 

反対に一番少ないのがオリックスでした。オリックスはカープとは違い、一軍登録できる人数しか取らない方針みたいです。ただほとんどの球団で、一軍登録できる人数(4人)より多く外国籍選手と契約していました

 

もちろんこれは、戦力として見込んでいた選手が上手くいかなった場合の保険という意味合いもあります。しかし、その中に2軍で好成績を残している選手もいます。その選手が外国籍選手枠の関係で一軍に登録できないのはもったいないと思います。

 

2軍でくすぶる外国籍選手たち

ここでは2軍で好成績を残しながら、外国籍選手枠の関係で一軍登録をなかなかされない選手を紹介します。

 

メヒア(広島カープ)

身長/体重 192cm/98kg  投打/右右 年齢/25歳

昨年は、ウェスタンリーグ首位打者を受賞。今年も打率.321、6本塁打、OPS.918を記録(7/01現在)。しかし、外国籍選手枠の関係で今年はここまで11試合しか出場していません。

 

ヤングマン(巨人)

身長/体重 198cm/95kg 投打/右右 年齢/29歳

2011年のMLBで1巡目指名を受けた右腕。ここまでファームでは12試合に登板し、防御率1.43。7勝2敗。7月1日に今季初登板し、初勝利を飾りました。

 

この他にも一軍で活躍できそうな外国籍選手がたくさんいますが、枠の関係でなかなか一軍登録をされていません。これはNPBにとってリーグのレベルを上げる面で大きな損失だと思います。

外国籍選手枠の歴史

ここで外国籍選手枠の歴史について簡単に振り返りましょう。

 

(図2)外国籍選手枠の歴史

 

外国籍選手の一軍出場登録は1997年までが3人、1998年から4人になりました。支配下登録も1995年までは制限がありましたが、1996年からは制限がなくなりました。現行ルールは2002年からずっと変わっていません。言い換えれば、15年以上アップデートされていないということになります

 

日本人の出場機会をどうやって守るか

外国籍選手枠を撤廃すると、リーグのレベルが上がります。実際にMLBやサッカーではブンデス・リーガやプレミアリーグでは外国籍選手枠はありません。他国から優秀な選手を引き入れることにより、リーグのレベルは上がります。

 

しかし、外国籍選手枠の撤廃にもデメリットがあります。それは、日本人の出場機会をどうやって守るかです。より高いレベルになると、日本人が出場機会を減ることが考えられます

 

この問題をどうやって防ぐかですが、日本人枠を設定することで防ぐことができます。実際にブンデス・リーガではドイツ人枠があります。これは、各クラブがドイツ国籍を持つ選手12人と契約し、そのうち6人が各々の地元で育成された選手でなければいならないというルールです。

 

NPBで置き換えるなら、支配下登録される選手は日本人選手を最低でも50人と契約しなければならない、というルールはどうでしょうか。これなら日本人選手の出場機会はある程度担保され、なおかつリーグのレベルを上昇できます。

 

Jリーグの流れが、NPBにも波及してほしいなと思っています。

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