島根が3連勝!4Q同点に追いつかれるも、終盤島根が突き放し、勝ち切る
ケイ選手のディフェンス力の高さに驚いた
今季で島根在籍4年目となるニック・ケイ選手。
昨季はペリン・ビュフォード選手・安藤誓哉選手とともに「BIG3」を形成し、チームを牽引した島根の中心選手だ。
これまでもリーグトップクラスの高いパフォーマンスを魅せてくれたケイ選手だが、今日またケイ選手の新たな側面が見えた。
それはケイ選手のディフェンス力の高さだ。
1Q残り6分のところで、ケイ選手は仙台のPGである青木選手とマッチアップ。
バックコートからハードにディフェンスし、結果封じきった。
これまでもビッグマン相手に良いディフェンスをする選手だったが、まさかハンドラー相手にここまでディフェンスができるとは思わなかった。
今季の島根は、マークマンを入れ替える「スイッチ」というディフェンスカバレッジを多用する。
ケイ選手のバーサタイルなディフェンス能力は、間違いなく島根のディフェンス強度を高めている一因だろう。
島根のガード陣の課題
今日の試合、仙台の強度の高いディフェンスに苦しめられ、島根のオフェンスは停滞した。
ビッグマンの優位性を強調した島根のオフェンスだったが、マカドゥ選手は5ターンオーバー、クラーク選手は4ターンオーバーとミスが重なった。
このターンオーバー数の大きな原因は、フィニッシャー(得点を取る人)にオフェンスのクリエイトまでさせている点だと私は考える。
クリエイトはガードの仕事である。
安藤選手、津山選手、納見選手がもっと得点機会をクリエイトしなければならない。
ドライブやPnRでギャップを作り、もっとガード陣がペイントタッチをする。ディフェンスを収縮させ、オープンな味方を作る。
この仕事を島根のガード陣には期待したい。
仙台のディフェンス力強度の高さ
仙台は今オフ、エースの阿部諒選手と3シーズン指揮した名将藤田HCが退団。
チーム力は下がったように見えたが、落合新HCのもと良いチームを作り上げたと感じた。
青木選手、ディクソンJr選手は好ディフェンダーに成長し、ベテランの多嶋選手、渡辺翔太選手はチームにエナジーを与えるディフェンスをする。
予想以上に良いチームだった。
もちろんロスター的にCSを狙えるチームではないが、この完成度なら上位チームも食えるなと感じた。
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