インディのエース、タイリース・ハリバートンについて語ろう

インディのエース、タイリース・ハリバートンについて語ろう

サボニス選手とのトレードで獲得したハリバートン選手

今年2月、インディアナ・ペイサーズはエースビッグマンであるドマンタス・サボニス選手をトレードした

サボニス選手はフィジカルの強さを活かしたポストプレーを軸としながら、広い視野と高いパススキルを活かし、ボールの中継役ができるリーグでも有数のポイントセンターである。

26歳にしてオールスター2回の実績を持つエースビッグマンをトレードに出す、ということはインディアナ・ペイサーズが再建に向かって舵を切ることを意味していた。

私はサボニス選手を出すなら、当然最低でも1巡目2枚は要求するものだと思っていた。

しかし、実際ペイサーズが要求したのは、当時2年目だったタイリース・ハリバートン選手だけだった。

ハリバートン選手は、196cm84kgのPGである。

PGとしては長身だが細みであり、この選手が今後のペイサーズの再建の軸となるのかとトレード当初は残念に思ったものである。

しかし、今はこのトレードにとても満足している。

今季の活躍を見て、ハリバートン選手をコア(核)として、ペイサーズは強くなっていけると確信したからだ。

リーグ3位のアシスト数

ハリバートン選手の今季のスタッツを見ていこう。

8試合 平均21.9得点・9.4アシスト・4.6リバウンド・1.6スティール・3.6ターンオーバー・FG成功率:48.8%・3ポイント成功率:44.9%・FT成功率:94.6%

昨季の平均15.3得点の選手だったと考えると、MIP候補に選ばれてもおかしくない成績だ。

平均21.9得点はリーグ31位、平均9.4アシストはリーグ3位の数字である。

特に素晴らしいのが、各種のシュート効率である。

自らシュート機会を創出するクリエイターでありながら、50%に迫るFG成功率と40%を超える3ポイント成功率は見事の一言

あえて課題を挙げるとすれば、ターンオーバーだ。

試合を見ていると気の抜けたターンオーバーが多く、平均ターンオーバー数3.6本はリーグ9番目に多い数字。ここは今後の課題である。

プレー面で言えば、変態シュートフォーム

この変態シュートフォームから高確率でシュートを沈めるのがたまらない。

最近のガードの必須スキルであるディープスリーも得意としており、試合でしばしば魅せてくれる。


ドリブルではスピードを使って相手を抜かすよりも、ゆったりとした独特なリズムから広い視野を保ちながらドライブするのが特長。

このヌメヌメ感がまたエロさを引き立てている。


何よりまだ22歳と非常に若い

若いペイサーの成長とともに、このチームの再建を見守ろうと思う。

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