島根スサノオマジックvs横浜ビー・コルセアーズ【プレビュー】
予想スタメン
島根スサノオマジック
PG:安藤誓哉選手
SG:津山尚大選手
SF:白濱僚祐選手
PF:リード・トラビス選手
C:ニック・ケイ選手
横浜ビー・コルセアーズ
PG:河村勇輝選手
SG:須藤昂矢選手
SF:森川正明選手
PF:パトリック・アウダ選手
C:チャールズ・ジャクソン選手
横浜ビー・コルセアーズ、最新ロースター
プレビュー
プロに転向した河村勇輝選手
広島ドラゴンフライズと横浜ビー・コルセアーズの開幕戦を見ていると、際立った選手が一人いた。
横浜ビー・コルセアーズの河村勇輝選手である。
河村勇輝選手は昨オフ東海大学を中退し、今季からBリーガー1本に専念。
プロに転向し、シーズン開幕からチームに合流する初めてのシーズンとなる。
対戦相手である広島のPG寺嶋良選手もスピードスターと呼ばれているほどクイックネスな選手である。
しかし、その寺嶋選手を上回るスピードで、河村選手がコートを縦横無尽に駆け巡っていたのは印象的だった。
開幕戦のスタッツは以下の通り。
1試合目:15得点・7アシスト・5スティール・FG成功率:36.4%
2試合目:15得点・13アシスト・5リバウンド・FG成功率:60.0%
上位チームのエースガード。富樫選手や藤井選手、斎藤選手、安藤選手、ベンドラメ選手と比べても遜色ないスタッツだ。
河村選手が上記のリーグトップクラスのガードと並べるのか。はたまた追い越すのか。今季の見どころの一つと言えるだろう。
モチベーターとしての河村勇輝選手
横浜のエースと言えば誰か。
もちろん森川正明選手である。
高い3ポイントシュートとディフェンス力が魅力の191cmのSFで、昨季もシーズン平均10.7得点をマークしている。
しかし、今季の横浜のリーダーは誰かと問われれば、私は河村勇輝選手の名前を挙げるだろう。
河村選手が出場すれば、チームのオフェンスはアップテンポになり、ディフェンスのインテンシティ(強度)は高くなる。
実力だけでなく、チームの士気を上げるモチベーターとしても優れている点が河村選手の魅力のひとつだ。
島根のPGである安藤選手はクイックネスなPGを苦手としているきらいがある。
寺嶋選手すら置き去りにした河村選手を安藤選手ひとりで止めるのは、もしかしたら難しいかもしれない。
もし安藤選手ひとりで河村選手を止められなかった時、島根がどのように守るのか。注目したい。
横浜に早くもフィットしたチャールズ・ジャクソン選手
横浜のビッグマン、チャールズ・ジャクソン選手についても言及したい。
ジャクソン選手は今オフ、広島から横浜へ移籍した選手である。
広島時代は同じ3ポイントシュートが打てないセンター、グレゴリー・エチェニケ選手とバッティングし、スペーシングが悪くなっていた印象だった。
それが一転、横浜に移籍し、開幕2戦平均23.0得点をマークしている。
万能ビッグマン、パトリック・アウダ選手とフォワードのデビン・オリバー選手、そしてジャクソン選手を使いこなすPGの河村選手。
チームのフィット感は抜群だ。
208cm102kgのフィジカルモンスターは新天地で輝くかもしれない。
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