島根スサノオマジック、最新戦力分析【2022-23開幕前】
2022-23開幕前
2022オフの動き
補強採点
オフの課題
・安藤選手、金丸選手の引き留め △
・3&Dの選手の獲得 〇
島根スサノオマジック、2021-22シーズン成績
歴代屈指のオフェンス力を作り上げた島根
リーグトップクラスのオフェンス力を中心に昨季西地区2位をマークした島根スサノオマジック。
昨季、島根が記録した40勝15敗(勝率.727)はクラブB1最多勝利数であり、最高勝率だった。
チームスタッツを見ていくと、やはり一番目を引くのはリーグ2位のオフェンシブ・レーティング112.8だろう。
実はこのスタッツはB1史上2位の数字である。
昨季の島根のオフェンスがBリーグの歴史の中でも傑出していたことがよく分かる。
チームのオフェンスを牽引したのは、安藤誓哉選手とペリン・ビュフォード選手の2人である。
安藤選手はボールスクリーンから、ビュフォード選手はペネトレイトからとそれぞれ手法は異なるが、彼らを起点として島根のバスケは展開された。
安藤選手はキャリアハイとなる日本人選手トップの平均15.7得点・5.7アシストをマーク。
ビュフォード選手はその高い身体能力とスキルを活かし、オールラウンダーとしてチームを牽引。
平均19.8得点・7.8リバウンド・6.0アシストと攻守にわたって、存在感を見せた。
クラブ初のチャンピオンシップに出場した昨シーズン
昨季はクラブ初となるチャンピオンシップにも出場したシーズンとなった。
クウォーターファイナルではホーム松江でアルバルク東京と対戦。
1勝1敗で迎えた3戦目。
トラビス選手の3連続3ポイントシュートなどで突き放し、セミファイナル進出を決定した。
B1昇格をかけた2016-17シーズンの広島戦に勝るとも劣らない盛り上がりでしたな。
セミファイナルでは琉球ゴールデンキングスと対戦。
2戦とも接戦までもつれるも、惜しくも敗戦。
ファイナル進出、そして優勝は来季に持ち越しとなった。
リーグトップのシューター金丸選手が退団
オフシーズンの島根の動きを見ていこう。
まず書かねばならないのが、金丸晃輔選手が退団したことだ。
リーグを代表する3ポイントシューターであり、昨季も厳しいマークがつかれる中、平均11.1得点、3ポイント成功率40.6%をマークした。
リーグ2位の平均3ポイント試投数である島根にとって金丸選手の退団は大きな痛手である。
金丸選手の代わりに新加入したのは、津山尚大選手と谷口大智選手の2人である。
津山選手は、3ポイントシュートとディフェンス力が優れたコンボガード。
ガードのディフェンス力が低い島根にとって、高いディフェンス力を誇る津山選手の加入は大きな補強と言えるだろう。
谷口選手は3ポイントシュートが得意なストレッチ4タイプの選手である。
島根はそのチームスタイル上、PFは外にいることが多く、チームスタイル的にもマッチした選手と言えるだろう。
現在契約している選手は全員で11名。
最大13名契約できることを考えればまだ補強の余地は残っている。特別指定選手など今後も新加入する選手がいるかもしれない。
入退団・再契約まとめ
新加入
再契約
退団
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