島根スサノオマジックvs名古屋ダイヤモンドドルフィンズ【プレビュー】

島根スサノオマジックvs名古屋ダイヤモンドドルフィンズ【プレビュー】

予想スタメン

島根スサノオマジック


名古屋ダイヤモンドドルフィンズ

勝ち星表

■8勝6敗(勝率.571)西地区5位 12月1日現在

プレビュー

名将ショーン・デニスHCを迎え入れ、新体制となり挑む名古屋ダイヤモンドドルフィンズ

名古屋ダイヤモンドドルフィンズは今季、昨季まで滋賀を率いたショーン・デニスHCを新たなHCとして迎え入れた。

長く続いた梶山HC体制が幕を閉じ、新体制で挑むシーズンとなっている。

昨季は斎藤拓実選手と安藤周人選手のデュオが中心だった名古屋Dだが、今オフ安藤周人選手がアルバルク東京へ移籍

それに伴い、今季からは完全に斎藤拓実選手中心のチームとなっている。

斎藤拓実選手は日本代表にも選ばれているPG。

身長こそ171cmと小柄だが、抜群のスピードと高いハンドリング・パス・シュートスキルを持っている選手である。

名古屋Dはここまで8勝6敗西地区5位と、期待ほどの勝ち星を積み上げられてはいないが、怪我人の影響も大きく、今後ここから浮上することが予想されるチームである。


高いオフェンス力が魅力のチームに変貌

平均90.9得点。

これは名古屋ダイヤモンドドルフィンズの今季の平均得点である。

むろん、リーグ1位である。

今季の名古屋ダイヤモンドドルフィンズは、リーグトップクラスの高いオフェンス力を持つチームに変貌した

その一つの理由が、好シューターを揃えている点である。

コティ・クラーク選手、齋藤拓実選手、張本天傑選手、須田侑太郎選手、狩野祐介選手、レイ・パークスジュニア選手。いずれも3ポイント成功率35%以上を記録している名古屋Dの選手たちだ。

名古屋Dの3ポイントシュート試投数はリーグ3位の平均27.9本。3ポイント成功率も38.6%と高確率をマーク

島根は名古屋Dの3ポイントシュートに一層の警戒が必要だ。


シェーン・ウィティングトン選手は怪我から復帰するのか

名古屋Dが思ったほど勝ち星を積み上げられていない理由の一つに、シェーン・ウィティングトン選手の離脱がある。

ウィティングトン選手は208cmのビッグマン。

昨季はシーホース三河でプレーし、平均11.2得点・4.2リバウンドをマークするなど実績のある選手である。

その彼が10月後半、左腓腹筋挫傷でチームを離脱。現在、インジュアリー・リストに入っている。

島根戦でウィティングトン選手が復帰できるかは分からないが、もし復帰できれば、名古屋Dのインサイドは更に強力になるはずだ。


スタッツ比較

島根スサノオマジックと名古屋ダイヤモンドドルフィンズのスタッツ比較


名古屋Dは現在リーグトップとなる平均90.9得点をマーク

対する島根もリーグ2位となる平均89.4得点を記録しており、島根名古屋D戦はリーグトップクラスのオフェンシブチーム同士の対戦となる。

名古屋Dはシュート効率も高く、FG成功率はリーグトップの49.4%。3ポイント成功率はリーグ2位の38.6%をマーク。

名古屋DのPaceはリーグ2番目に高い82.0を記録しており、トランジションオフェンスを得意とする島根との対決はアップテンポな点の取り合いになることが予想される。

平均ブロック数はお互いリーグ下位クラスの成績となっており、リムプロテクター不在のディフェンスが強いられている。

リム周りの攻防ではどちらのチームに軍配が上がるか注目だ。


島根スサノオマジックと名古屋ダイヤモンドドルフィンズの平均得点トップ5


島根のリード・トラビス選手は、リーグ1位となる平均22.2得点をマーク

名古屋Dは、スコット・イーサトン選手、コティ・クラーク選手、齋藤拓実選手、レイ・パークスジュニア選手と得点能力の高い選手が多い。

スコット・イーサトン選手の平均19.1得点はリーグ10位の成績である。


島根スサノオマジックと名古屋ダイヤモンドドルフィンズの平均リバウンドトップ5


名古屋Dの1試合平均リバウンド数はリーグ17位の36.4本。

スコット・イーサトン選手、コティ・クラーク選手は奮闘しているが、シェーン・ウィティングトン選手不在の影響が大きく、リバウンドの攻防は島根有利になりそうだ。


注目選手

斉藤拓実選手 PG


11月に行われたバスケットボールワールドカップアジア予選で、日本代表に選ばれた実績を持つ斎藤拓実選手

171cmと小柄ながら、抜群のスピードと高い技術力が魅力のPGである。

今季はここまで日本人選手(帰化選手のぞく)8位となる平均12.1得点・6.1アシストをマーク

シュート効率も高く、FG成功率47.5%・3ポイント成功率46.2%と優れたスタッツを残している。

マッチアップは安藤誓哉選手が予想される。身長こそ安藤選手の方が10cm近く高いが、スピードでは齋藤選手に分があり、どちらのPGがチームに勢いをもたらすのか注目だ。

安藤誓哉選手 PG


チームリーダーとして、またプレーメイカーとしてもチームを牽引する安藤誓哉選手

今季ここまでの成績はMVP級の活躍と言っても過言ではないだろう。

平均16.9得点は日本人選手2位、平均7.4アシストはリーグ1位のスタッツである。

対戦相手である斎藤拓実選手もリーグを代表するPGの一人であり、日本代表クラスのPG同士の対決は注目が集まる。

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