島根スサノオマジックvs大阪エヴェッサ【プレビュー】
予想スタメン
島根スサノオマジック
PG:安藤誓哉
SG:阿部諒
SF:金丸晃輔
PF:リード・トラビス
C:ニック・ケイ
大阪エヴェッサ
PG:青木龍史
SG:ディージェイ・ニュービル
SF:ザック・モーア
PF:アイラ・ブラウン
C:カイル・ハント
プレビュー
現在西地区2位の島根と同7位の大阪の対決となった今カード。
お互い西地区上位が予想され、CS出場権をめぐって、今後しのぎを削ることが予想される。
そんな大阪だが、現在エースの橋本拓哉選手が右アキレス腱断裂の怪我で離脱中。
また正PGである中村浩陸選手もプレシーズンの左足後脛骨筋腱損傷でチームから離脱しており、プレーメイカー不足というところで苦戦しているのが現状だ。
外国籍コンボガードであるディージェイ・ニュービル選手は非常に強力で、昨季リーグ8位の平均19.3得点・リーグ3位の平均6.0アシストをマークするなど実績・実力とも十分な選手だが、負担がかかっているのは否めない。
島根はニュービル選手が休む時間帯で上手く大阪を崩したい。
スタッツ比較
島根と大阪のスタッツ比較
島根は現在リーグ3位となる平均88.8得点、オフェンシブレーティング114.9をマークしているチームである。
ここから分かる通り、今季の島根はリーグでも有数な高いオフェンス能力を持ったチームである。
反対に大阪は現在リーグ20位の平均71.0得点、オフェンシブレーティングも95.8とリーグでも下位。
エース橋本拓哉選手の離脱が大きく響いている。
オフェンス能力で劣る大阪は現在、相手にトランジションオフェンスを出させずに、ロースコアの展開に持ち込む戦略を取っている。
トランジションオフェンスを相手に作らせない大阪に対して、島根が強みであるトランジションオフェンスをどう展開するのか注目だ。
島根と大阪の各チーム平均得点トップ5
大阪の平均得点トップ5は、ディージェイ・ニュービル選手、カイル・ハント選手、アイラ・ブラウン選手、ペリー・エリス選手、合田玲選手。
ペリー・エリス選手は外国籍PFであるが、B1の他の外国籍選手に比べると、フィジカル、スコアリング能力がやや見劣りする。
島根は外国籍選手の強みを活かしたい。
島根の平均得点トップ5は、安藤誓哉選手、ペリン・ビュフォード選手、リード・トラビス選手、金丸晃輔選手、ニック・ケイ選手の5人。
安藤選手、ビュフォード選手、トラビス選手の3人は平均20得点近く取っており、高いスコアリング能力が光っている。
島根と大阪の各チーム平均リバウンドトップ5
現在リーグ2位となる1試合平均43.2リバウンドをマークしている大阪エヴェッサ。
3×3日本代表にも選ばれたアイラ・ブラウン選手を筆頭に、インサイド陣は大阪の方に軍配が上がる。
島根は帰化選手であるウィリアムス・ニカ選手がどこまでコートで存在感を出せるかが注目だ。
注目選手
ディージェイ・ニュービル選手
橋本拓哉選手、中村浩陸選手が離脱する中、チームを引っ張っているのがディージェイ・ニュービル選手である。
どのくらいチームがボールを持たせてプレーさせたかを測る指標であるUSG%は、昨季の24.8%から28.7%へと上昇。
3P試投数、2P試投数はいずれも増加している。
反対にシュート効率は、昨年と比べて大幅に低下。
3ポイントシュートが2ポイントシュートより1点多いことが考慮されたシュート成功率であるeFG%は昨年の65.1%から40.3%まで低下。
3P%:24.2%、2P%:44.1%といずれも低調だ。
大阪はニュービル選手の負担を軽減できる第2のプレイヤーの登場が必要だ。
ウィリアムス・ニカ選手
今季ここまで平均出場時間が7:45と大幅に減少しているウィリアムス・ニカ選手。
しかし、大阪戦ではニカ選手の活躍が必要不可欠だ。
リーグトップクラスの帰化選手ビッグマンであるアイラ・ブラウン選手がいる大阪は、非常にインサイド陣が強力なチームである。
どれだけ相手にリバウンドを取られないか、どれだけ相手にペイントエリアで得点を与えないかが重要になってくるが、そのキーマンはやはりニカ選手だろう。
どのくらいニカ選手が出場できるかは、今カードの一つの鍵になるはずだ。
コメントを残す