Bリーグ順位予想【2021-22】
東地区
1位:A東京
2位:千葉
3位:川崎
4位:宇都宮
5位:SR渋谷
6位:群馬
7位:秋田
8位:横浜
9位:北海道
10位:茨城
11位:新潟
〈総評〉
東地区の大本命はA東京、追う千葉
「今シーズン東地区の優勝候補本命チームはどこか」と問われれば、私はアルバルク東京を推したい。
昨季東地区6位に沈んだ名門クラブは、このオフ大型補強をすることに成功した。
リーグ有数の帰化選手であるライアン・ロシター選手の獲得を始めとし、運動量の豊富なビッグマンであるセバスチャンサイズ選手、日本代表候補にも選ばれた安藤周人選手を獲得。
田中大貴選手、安藤周人選手、小酒部泰暉選手のウィング陣、アレックス・カーク選手、ライアン・ロシター選手、セバスチャンサイズ選手のインサイド陣はリーグトップの選手層と言っても過言ではないだろう。
懸念点はPG。それまで4シーズン在籍した正PGの安藤誓哉選手の退団のインパクトは大きく、新加入のジョーダン・テイラー選手がチームのシステムにフィットするかが懸念点である。
そのアルバルク東京に対抗するのが、昨季の王者千葉ジェッツだ。
チヤンピオンシップMVPを受賞したセバスチャンサイズ選手こそライバルA東京へ移籍したものの、富樫選手、ギャビン・エドワーズ選手をはじめ、昨シーズンの中心メンバーはほぼ残留。
新加入のジョン・ムーニー選手、クリストファー・スミス選手の2人も能力の高い選手であり、A東京と張れるだけの巨大戦力を有している。
東の優勝争いはこの2チームを中心に繰り広げられそうだ。
宇都宮は優勝争いから一歩後退か
昨季レギュラーシーズン東地区最高勝率をマークした宇都宮ブレックス。
チャンピオンシップ決勝では千葉ジェッツに惜しくも敗れたものの、2020-21シーズンを代表するチームの一つだったと言えるだろう。
そんな宇都宮だが、今季はコンテンダー(優勝を争うチーム)から一歩後退するシーズンとなりそうだ。
今オフ、チームのフランチャイズプレーヤーだったライアン・ロシター選手が退団。
日本人選手は全員残留したものの、チームの中心選手が抜けた穴は大きく、A東京や千葉、川崎を追うには戦力が足りないように見て取れる。
西地区
1位:琉球
2位:名古屋
3位:島根
4位:大阪
5位:三河
6位:広島
7位:富山
8位:信州
9位:三遠
10位:滋賀
11位:京都
〈総評〉
優勝候補本命は琉球
西地区の優勝候補本命は、琉球ゴールデンキングスだ。
昨季も40勝16敗(勝率.714)をマークし、西地区1位に輝いた琉球だが、オフシーズンも躍動。
並里・岸本体制だったPGのポジションに、将来性抜群のコー・フリッピン選手を獲得した。
フリッピン選手は188cmのコンボガードであり、PGポジションのサイズ不足という課題を解決するだろう。
インサイド陣には、フィジカルであり、多彩なプレーができるアレン・ダーラム選手、帰化選手である小寺ハミルトンゲイリー選手、日本代表の渡邉飛勇選手の3名を新たに獲得。
ドウェイン・エバンス選手がより活きるチームになりそうだ。
ウィングには、昨季までと同様、エース今村佳太選手、田代選手、牧選手が在籍し、層が厚く、ガード、ウィング、インサイドいずれのポジションも隙がない。
琉球に続く、名古屋、島根、大阪
その琉球に続くのが、名古屋D、島根、大阪だ。
名古屋ダイヤモンドドルフィンズの今オフの大きな動きと言えば、HCが梶山信吾氏からショーン・デニス氏に変わったことだろう。
デニスHCは昨年まで滋賀で指揮を執っていたHCであり、少ない戦力で優れた成績を残してきた名将だ。
正PGの斎藤拓実選手も、2019-20シーズンに滋賀でショーン・デニスHCのもとプレーしており、デニスHCのやりたいバスケをよく知っていることも好材料になりそうだ。
名古屋Dは、今オフエース安藤周人選手が退団したが、代わりに3&Dタイプの須田侑太郎選手を獲得。致命傷を受けずに済みそうだ。
島根は今オフ、台風の目となったチームの一つである。
課題だったシューターに、昨季MVPを受賞した金丸晃輔選手を獲得。またPGにはアルバルク東京の正PGだった安藤誓哉選手を獲得した。
新加入選手数こそ少ないが、的確な補強で、順位アップが望めそうだ。
昨季西地区2位をマークした大阪は、右アキレス腱断裂の怪我からの再起を図るエース橋本拓哉選手の復帰時期、およびそのパフォーマンスが大きなファクターになりそうだ。
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