サンロッカーズ渋谷、最新戦力分析【2021-22】
2021-22最新布陣
2021オフの動き
補強採点
ハードショーからのトランジションバスケで、リーグトップのPaceをマークしたSR渋谷
昨シーズン38勝22敗(勝率.633)で東地区5位、全体6位で終了したサンロッカーズ渋谷。
セバスチャン・サイズ選手が退団したことで、チーム力の低下が懸念されたが、ライアン・ケリー選手やベンドラメ礼生選手、新加入のジェームズ・マイケル・マカドゥ選手を中心に攻守両面で完成度の高いチームを作り上げた。
渋谷の特徴は、何と言ってもハードなディフェンスからのトランジションオフェンスだ。
1試合40分当たりの平均攻撃回数を表すスタッツであるPaceではリーグ1位の79.6をマーク(表1)。
つまり、昨シーズンのSR渋谷はB1全20クラブの中で一番1試合における攻撃回数が多いということがここから分かる。
これは、SR渋谷が得意とするハードショーからのトランジションバスケを象徴するスタッツと言えそうだ。
平均失点はリーグ14位の81.9得点と低い数値となっているが、ディフェンシブ・レーティングを見るとリーグ7位の102.4であり、好成績を記録。
昨シーズンのSR渋谷は攻守両面でハイレベルなチームだったと言えるだろう。
ストレッチ4であるジョシュ・ハレルソン選手が渋谷に復帰
今オフSR渋谷は、ライアン・ケリー選手とジェームズ・マイケル・マカドゥ選手のフロントコート陣にジョシュ・ハレルソン選手が加わった。
ハレルソン選手は、PFながら3ポイントシュートが得意な「ストレッチ4」と呼ばれるタイプ選手である。
昨季は大阪エヴェッサで54試合出場し、平均12.6得点・9.4リバウンド・3.0アシスト・3ポイント成功率35.4%をマーク。
退団したチャールズ・ジャクソン選手と比べるとフィジカルやアジリティに劣るが、ハレルソン選手の加入でオフェンスのスペースは広がりそうだ。
ハンドラー不足が懸念点か
チームには、日本代表にも選ばれたPGのベンドラメ礼生選手が在籍している。
リーグトップクラスのPGが在籍していることは、チームにとって大きな強みである。
しかし今オフ、セカンドユニットのPGだった山内盛久選手が退団。
セカンドユニットのハンドラーが退団したことで、来季のセカンドユニットは誰がプレーメイクをするのか不透明な状況だ。
2年目の盛實海翔選手、長身のコンボガードである渡辺竜之佑選手がどこまで成長できるかがチームの鍵を握りそうだ。
入退団・再契約まとめ
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