秋田ノーザンハピネッツ、最新戦力分析【2021-22開幕前】
2021-22最新布陣
2021オフの動き
補強採点
高いディフェンス力でクラブ最多勝利数を達成した秋田
昨シーズン、東地区7位(全体11位)となる28勝31敗(勝率.475)をマークした秋田ノーザンハピネッツ。
B1での28勝は、クラブ最多の勝利数のことだった。
秋田の強みは、その高いディフェンス力にある。
チームには、リーグトップの平均2.2ブロックをマークしたアレックス・デイビス選手とバーサタイルなディフェンス能力が魅力な中山拓哉選手が在籍。
ボールスクリーンに対し、ユーザーのディフェンスがボールマンを止めに行くハードショーと2-3ゾーンプレスが功を奏し、20チーム中リーグ5位となる平均失点78.1得点、同じくリーグ5位のディフェンシブレーティング99.1をマークし、好成績を記録した。
反対に課題となったのが、オフェンス力の低さである。
チームの平均得点はリーグ14位の77.5得点、オフェンシブレーティングはリーグ17位となる98.3といずれもリーグ下位の成績に沈んでいる。
外国籍選手の得点能力が低く、フィニッシャー(点取り屋)不足になっていたのが原因だった。
昨シーズン、スティール王の川嶋勇人選手を獲得!
そんな秋田のオフシーズンの動きを見ていこう。
特筆すべきは、昨シーズンスティール王を獲得した川嶋勇人選手を獲得したことだろう。
昨シーズン川嶋選手は、B1記録となる1試合平均2.4スティールをマーク。
抜群の嗅覚が魅力の選手であり、11月8日に行われた島根戦では1試合7スティールという脅威のスタッツを残している。
川嶋選手、中山選手のスティール王デュオは、他クラブにとって非常に厄介なデュオになるはずだ。
またディフェンス力だけでなく、オフェンス力も高く、昨季は平均10.2得点をマーク。
オフェンス力不足に苦しむチームにとって、貴重なスコアラーの一人としても活躍するだろう。
チーム待望のスコアラーであるジョーダン・グリン選手を獲得
外国籍選手では、ライジングゼファーフクオカからジョーダン・グリン選手を獲得した。
ジョーダン・グリン選手は、201cmのSF。
アウトサイドシュートを得意とし、昨シーズンはB2ながら平均21.5得点・9.1リバウンド・3.0アシストをマークした。
チーム待望のフィニッシャーの加入で、来季の秋田は昨シーズンよりオフェンス能力が向上するだろう。
インサイドの層の薄さが課題となるか
現在、秋田が契約している選手のうち、インサイドの選手は4名だけである。
カディーム・コールビー選手は現在、両膝膝蓋骨骨折のリハビリ中のため、当面はコルトン・アイバーソン選手・王偉嘉選手・アレックス・デイビス選手の3名で回さなくてはならない。
またコールビー選手が怪我から復帰した後も、外国籍選手は3名までしか試合エントリーできないため、1選手登録できない状況が生じてくる。
インサイドの層を厚くするため、コールビー選手・アイバーソン選手・デイビス選手の3人にするか、オフェンス能力を高めるためグリン選手・アイバーソン選手・デイビス選手の3人にするかの2択を秋田は迫られるのだ。
グリン選手・アイバーソン選手・デイビス選手の3人だとインサイドの層が薄くなり、コールビー選手・アイバーソン選手・デイビス選手の3人だとフィニッシャー不足に悩まされる。
秋田のインサイドの層の薄さは、来季の悩みの種になりそうだ。
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