トラビス選手がB1クラブ史上最多の42得点をマーク!島根がホーム松江で2連勝!
RECAP
SR渋谷相手に島根がホーム松江で2連勝!
2月27日、前日勝利した島根スサノオマジックは東地区5位のサンロッカーズ渋谷とホーム松江で対戦した。
島根は前日の負傷でエース、デモン・ブルックス選手が、SR渋谷は大黒柱のライアン・ケリー選手がお互い欠場する中での試合となった。
3Qまでどっちに転ぶか分からないクロスゲームだったこの試合。
試合が動いたのは、3Q終わりにSR渋谷のジェームズ・マイケル・マカドゥ選手が怪我で離脱した場面である。
それまで外国籍選手2人で回していたSR渋谷は、マカドゥ選手の離脱で外国籍選手1人で回さなくてはならなくなった。
SR渋谷のインサイドが手薄になった4Q。
島根はトラビス選手とビュフォード選手を中心にインサイドでオフェンスを展開。最終的に88-77で勝利した。
島根はこれで2連勝。次戦は3月3日(水)、敵地で西地区9位の三遠ネオフェニックスと対戦する。
トラビス選手がクラブ史上最多の42得点
この試合、島根のリード・トラビス選手がB1クラブ史上最多となる42得点をマークした。
203cm111kgの屈強な身体を用いたインサイドプレーはもちろんのこと、この日はペリメーターや3ポイントレンジでのシュートも好調。
エースのブルックス選手を欠く苦しい台所事情の中、チームを勝利に導いた。
1位:2021年2月27日(土)SR渋谷戦、リード・トラビス選手 42得点
2位:2018年4月14日(土)三河戦、アル・ソーントン選手 38得点
3位:2020年1月29日(水)京都戦、ブライアン・クウェリ選手 37得点
ビックマンをダンカ―ポジションに置いた島根の戦術
島根のオフェンスの柱は、トランジションオフェンスとビュフォード選手のアイソレーションの2つである。
島根はビュフォード選手のアイソレーションをより効果的にするために、ニカ選手や小阪選手をダンカーポジションに待機させる戦術を取っていた。
そして、ビュフォード選手にディフェンスが集まったタイミングで、ダンカ―ポジションにいた選手がダイブするのですな。
この日もニカ選手や小阪選手、トラビス選手が躍動した。
シンプルだが、とても強力な戦術ですな。
2月は5勝2敗で勝ち越し!
SR渋谷2連戦を終え、島根は2月の対戦スケジュールを終了。2月は5勝2敗と勝ち越した。
現在島根は、16勝23敗(勝率.410)で西地区5位。16勝はB1クラブ最多勝利数である。
ビュフォード選手が怪我から復帰し、チームのケミストリーが出来つつあった中で、今度はエースのデモン・ブルックス選手が負傷。
厳しい状況には間違いないが、「トランジションオフェンス」と「ビュフォード選手のアイソレーション」というチームの強みを活かし、この状況を乗り越えたい。
Today`s MVP:リード・トラビス選手
本日のMVPは、B1クラブ史上最多となる1試合42得点をマークしたリード・トラビス選手。
身長203cmと、B1の他のビッグマンに比べるとそこまで上背はないが、トランジションオフェンス(速攻)にも参加する運動量と屈強な肉体からのインサイドプレーが魅力な選手である。
本日の試合ではペリメーターや3ポイントレンジからのアウトサイドシュートやハンドリング力も披露。
島根が多用するDHO(ドリブルハンドオフ)の時に、ハンドオフスクリーンのスクリーナーとなることが多いトラビス選手だが、ハンドリング力を活かしハンドオフフェイクからのリムアタックという選択肢をもっと積極的に使ったら良いのにと思いますな。
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