ペイサーズはビクター・オラディポ選手をトレードし、キャリス・レバート選手を獲得
インディアナ・ペイサーズは1月16日、ヒューストン・ロケッツ、ブルックリン・ネッツ、インディアナ・ペイサーズ、クリープランド・キャバリアーズの4球団絡めたブロックバスタートレードが行われたと発表した。
このトレードでインディアナ・ペイサーズは、ビクター・オラディポ選手を放出。
代わりにブルックリン・ネッツからキャリス・レバート選手と260万ドル(約2億7,000万円)、ロケッツの2023年の2巡目指名権とクリープランド・キャバリアーズの2024年の2巡目指名権を獲得した。
OFFICIAL: We have acquired Caris LeVert and cash considerations from the Brooklyn Nets as part of a four-team trade that sent Victor Oladipo to the Houston Rockets.
— Indiana Pacers (@Pacers) January 16, 2021
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MIP、そして大怪我
ビクター・オラディポ選手は28歳のSG。
2017年にポール・ジョージ選手とのトレードで、ドマンタス・サボニス選手と共にインディアナ・ペイサーズに移籍したオラディポ選手は、その年ブレイク。
平均23.1得点・5.2リバウンド・4.3アシスト・2.4スティールをマークし、MIP(最成長選手賞)とスティール王を受賞、また初のオールスターとオールディフェンシブ1stチームにも選ばれた。
名実ともにチームの顔になったオラディポ選手だが、2019年に右足大腿四頭筋腱断裂という大怪我を負い、長期間の離脱を余儀なくされた。
サボニス選手とブログドン選手の台頭
オラディポ選手が離脱している間、マルコム・ブログドン選手とドマンタス・サボニス選手がチームの中心選手へと成長した。
今季で契約が切れるオラディポ選手はMax契約を望んでいた。
しかし、それはペイサーズの提示額とは大きく乖離しており、チームとオラディポ選手の間には埋められないほどの差が生じていた。
そのため、見返りなしにオラディポ選手を放出するより、トレードで優秀な選手を獲得する方が良いと考えたチームは、今回の4チームを絡めたブロックバスタートレードに参加した。
若くて優秀なキャリス・レバート選手
今回のトレードでペイサーズが獲得したのは、ブルックリン・ネッツのスウィングマンであるキャリス・レバート選手だ。
26歳のレバート選手は内外から得点が取れる高いオフェンス力が魅力の選手であり、今シーズンここまで12試合に出場し、平均18.5得点・6.0アシストをマークしている。
レバート選手は昨年3年5250万ドル(約54億円)で契約を結び、2022-23シーズンまで保有権が残っている。
実力を考えるとこの契約は非常に割安で、ペイサーズはこのトレードで贅沢税を回避している。
ペイサーズはこれで、チームの中心選手であるマルコム・ブログドン選手、キャリス・レバート選手、マイルズ・ターナー選手、ドマンタス・サボニス選手の4名を2022-23シーズンまで保有することが出来ることになる。
ケビン・プリチャード球団社長は語る
今回のトレードについて、ペイサーズの球団社長であるケビン・プリチャード氏は以下のように語っている。
「何よりもまず、ビクター(・オラディポ選手)がプレーを通じてペイサーズに与えたもの、深刻な怪我から戻ってきたリハビリへの勤勉さ、そしてコミュニティへの努力に感謝したい。
今回のトレードは決して簡単なものでなく、我々とビクターの関係もあり困難なものでした。
(新たにペイサーズに来る)キャリスは、フロアの内外に関わらずチームに溶け込むことが出来る質の高い人物です。
彼は若く、そして多才であり、チームの方向性にもぴったりだと思います。
彼は複数のポジションをプレーでき、オフェンス・ディフェンスそれぞれでチームに貢献できる選手です」
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