島根スサノオマジックが滋賀に2連勝!次戦はホームで名古屋ダイヤモンドドルフィンズと対戦!
試合レビュー
「バウンスバック」という言葉がある。
これは悪い成績を残した次の試合で好成績を残すことを意味している言葉だ。
プロチームはこのバウンスバックが上手く、それゆえに連勝するのは難しい。
開幕カード初戦を落とした滋賀は、3ポイントシュート成功率の低さとディフェンスリバウンドという課題があった。
初戦の3ポイント成功率は、12.5%という低さ(3本成功/24本試投)で、ディフェンスリバウンドは21本という少なさだった。
開幕カード初戦から一夜明けた今日の試合、滋賀はバウンスバックした。
1Qから晴山選手や狩俣選手の3ポイントシュートが炸裂し、課題だったディフェンスリバウンドも形勢不利な中、相手に簡単にオフェンスリバウンドを取らせなかった。
その結果、滋賀は1Qの入りから14-0のランを成功させた。
島根の選手たちは落ち着いてプレーできていたものの、苦しい時間帯だったはずである。
そんな苦しい時間帯を繋いでいたのが、短期契約で島根に加入したルーク・エヴァンス選手である。
1Qの途中から出場し、チーム初得点を決めた後、フリースローやペイントエリアで得点を重ね、更に自らのブロックショットからの速攻などでチームのオフェンスに流れを生んだ。
2Qは、12-21と滋賀がリードしている状況で始まった。
滋賀は緩みがあったのだろうか。
島根は、このクウォーターいきなりダブルチームからの速攻に成功した。
その後も島根は、新加入した橋本選手を中心にハードなディフェンスから攻守速攻を展開し、このクウォーターで逆転に成功した。
この時間帯が一番、今年目標とする激しいディフェンスからのトランジションの速いオフェンスが出来ていたと思う。
橋本選手のディフェンスは本当に素晴らしいですな。
3Qからは杉浦佑成選手が爆発。
杉浦選手のスリーポイントシュートやペイントアタックなどで得点を重ね、一時滋賀とのリードを12点差まで広げた。
しかし、滋賀はここから晴山ケビン選手や村上駿斗選手、クリークモア選手のスリーポイントシュートなどで3点差まで追い上げた。
3点差になった時には、時計は既にクラッチタイムに入っていた。
再び苦しい状況になった島根だが、この苦しい局面を島根は杉浦選手を中心に打開した。
杉浦選手の3ポイントシュートやアシストパスで再び点差を広げていき、最終的に75-63で島根が勝利した。
島根はこれで2連勝。次節は、10月10日(土)ホーム松江で名古屋ダイヤモンドドルフィンズと対戦する。
Today`s MVP:ルーク・エヴァンス選手
今日のMVPは、ルーク・エヴァンス選手。
外国籍選手追加契約ルールでチームに合流しているエヴァンス選手は、トラビス選手とビュフォード選手がチームに合流するまでの期間しかいられないが、今日の試合ではゲームハイとなる20得点・9リバウンドをマーク。
1Qの苦しい時間帯から、終始ゴール下で安定したパフォーマンスを魅せてくれた。
フリースローが上手いところも良いですな。
現在帰化申請中とのことで、申請が通ったら今度は短期契約でなく本契約で再び島根に戻ってきてほしい選手である。
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