ヒートとのイースタン3・4位直接対決を落とす【ペイサーズ】

ヒートとのイースタン3・4位直接対決を落とす【ペイサーズ】

8月10日(日)、ペイサーズは同じイースタン・カンファレンスで同率で並ぶマイアミ・ヒートと対戦した。

1クウォーターからヒートのヘルプディフェンスに苦しんだペイサーズだったが、TJ.マッコネル選手らセカンドユニットの活躍で48-48の同点で折り返した。

しかし、3クウォーターにまたもヒートのディフェンスに苦しみ、最終的に92-114で敗退した。

ペイサーズはこれで43勝28敗。上を走るヒートとのゲーム差は1ゲーム差に開いた。

次戦は8月12日(水)、ウェスタン・カンファレンス4位のヒューストン・ロケッツと対戦する。


ヒートのディフェンスを攻略できなかったペイサーズ

この試合を通じて、ペイサーズはヒートのディフェンスを攻略できなかった。

ペイサーズは元来、3ポイントシュートはあまり打たず、ペイントエリア内でシュートを量産するオフェンススタイルだ。

それは、リーグ最下位の3ポイント試投数(1試合平均27.8本)からも見て取れる。

3ポイントシュートをあまり打たない代わり、確率の高いペイントエリアのシュートを選択するため、ペイサーズのFG%はNBAで2番目に高い47.7%をマークしている

しかし、この試合はヒートのディフェンスによって、ペイサーズの従来のオフェンスができなかった。

ヒートのディフェンスは、ペネトレイトする選手に対してダブルチームに行き、他の4選手をヘルプディフェンスでカバーするというディフェンスシステムだ。

このため、ペイントエリア内で容易にシュートを打たせてもらえず、逆にペイサーズの3ポイントシュートの試投数が増えていった

この試合のペイサーズの3ポイント試投数は、35本。平均から約8本近く多いシュート数だ

タフショットも多く、この試合のペイサーズのFG%は39.3%。シーズン平均から10%近くFG%が下がった形となった。

ヒートはプレーオフでペイサーズが初戦で当たるチームである。

いかにオープンで3ポイントシュートを打てるかは勿論のこと、オフェンスリバウンド、ペイントエリアでどうやって得点をするかが鍵になりそうだ。

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