はじめに
NBAの記事を読んでいると、最近「WARP」という指標をよく目にするようになりました。WARPとは何なのか。その謎を解きに、我々はアマゾンの奥地へと調査しにいきました。
WARPとは何か
WARPは、Wins Above Replacement Playerの略です。
この指標は、 ある選手を4人の平均選手と同じバスケットコートに置いたときと、
4人のリプレイスメント選手(平均以下であるとみなされるプレイヤー)と同じバスケットコートに置いたときのチーム結果を比較して選手の価値を決定する評価基準です。
リプレイスメント選手についてもう少し補足すると、最小のコストで用意することができる代替選手のことを指しています。所謂、控え選手のことですね。
ちなみにこのWARPは、野球で以前から研究された指標を借用した指標の一つです。
WARPは何が良いのか
このWARPはどういった点で優れているのでしょうか。
その一つに、このWARPが攻撃と防御、また全体的な価値の観点からプレータイムの1分単位で評価することができるという点があります。
WARPは、貢献度をWINSで表しています。このWINSは、各プレイヤーがシーズン中にチームの勝利合計に貢献した勝利数の推定値を表しています。
勝利数で表すことで、どのくらい優れているか利用者が理解しやすく、また長期にわたって一定の価値の尺度を得ることができるのです。
WARPが見れるサイトと指標の見方
では、WARPはどこのサイトで調べることができるのでしょうか。
実は、Five Thirty Eight というサイトで無料で確認することが出来ます!このサイトでは、過去3シーズン分のWARPと2026年までの予測値を見ることができます。
面白いですよね。
例えば私の大好きなペイサーズのエース、Victor Oladipo選手のWARPを見ていきましょう。
16-17シーズン1.0(1勝分の貢献)だったWARPが、17-18シーズンは11.6(11.6勝分の貢献)まで上がっています。Oladipo選手はこの年にMIP(最成長選手賞)を受賞しているので納得ですね。
18-19シーズンは怪我での離脱もあり1.5(1.5勝分の貢献)にとどまっていますが、今後は5点前後で緩やかに下がっていくことが予測されています。(あくまで予測です!)
感覚と指標がズレることはよくあるので、仕方がないですね。参考にする分には全然問題ないと思います。
指標のほうもけっこう感覚が入りますからね。
そもそもモデル構築自体にその人の感覚や感情が入るので
あくまで参考ぐらいではないでしょうか。指標的にすごくなくてもアイツガチームにいれば勝てる!って
感情は何よりの貢献だと思います
スラムダンクの仙道みたいなかんじでしょうか