【ドラフト評価】WARで振り返る2017年ドラフト
今回は、WARで2017年ドラフトを振り返っていこうと思います。
まずWARとは何かの話をしたいと思います。
WARはセイバーメトリクスの指標の一つで、打撃、走塁、守備、投球を総合的に評価して選手の貢献度を表す指標です。
ちなみに1シーズンのWARの評価基準はこんな感じです。
今回は、2018年~2020年の3年間のWARの合計をまとめています。
まだ3シーズンしか経っていないので、今後これらの数字もどんどん変わっていくと思いますが、とりあえず現時点での2017年ドラフトの選手がどのくらいチームに貢献しているのか見ていきましょう!
球団編
まずは2017年ドラフトを球団単位で見ていきます。
下の表が、2017年ドラフトの2018年~2020年までの3年間の合計WARになっています。
球団 | 合計WAR |
---|---|
ソフトバンク | 11.2 |
DeNA | 11.1 |
ヤクルト | 9.9 |
阪神 | 7.4 |
オリックス | 6.8 |
巨人 | 5.3 |
広島 | 4 |
ロッテ | 3.3 |
西武 | 1.7 |
中日 | 1.5 |
日ハム | 0.1 |
楽天 | -2.5 |
1位はソフトバンクで11.2。2位はDeNAで11.1。3位はヤクルトで9.9となりました。
ソフトバンクはこの年のドラフトで高橋礼投手や大竹耕太郎投手、周東佑京選手を獲得。
現時点でも十分、当たりドラフトと言って良いでしょうな。
DeNAはこの年のドラフトで、東克樹投手と神里和毅選手を獲得。DeNAも当たりドラフトと言って良いでしょう。
ヤクルトはこの年のドラフトで、リーグを代表するホームランバッターに成長した村上宗隆選手を獲得しています。
今度は反対に合計WARが低い球団を見てみましょう。
最下位は楽天で-2.5。ブービーは日ハムで0.1。次に中日、西武と続きます。
まだ3年しか経っていませんが、この4球団は現時点では「外れドラフト」と言えそうです。
選手編
今度は選手編です。
まだ3シーズンしか経っていないので、どうしても社会人・大学の選手が多くなるのですが、その中でも1位に君臨しているのは高校からプロに入った村上宗隆選手です。
村上選手の傑出度が垣間見えますね。
2位は阪神の高橋遥人投手。3位はDeNAの東克樹投手となっています。
順位 | 名前 | ポジション | 通算WAR | カテゴリー | 球団 |
---|---|---|---|---|---|
1位 | 村上宗隆 | 捕手 | 7.3 | 高校 | ヤクルト |
2位 | 高橋遥人 | 投手 | 6.8 | 大学 | 阪神 |
3位 | 東克樹 | 投手 | 6.3 | 大学 | DeNA |
4位 | 神里和毅 | 外野手 | 4.9 | 社会人 | DeNA |
5位 | 福田周平 | 内野手 | 4.8 | 社会人 | オリックス |
6位 | 高橋礼 | 投手 | 3.8 | 大学 | ソフトバンク |
7位 | 大竹耕太郎 | 投手 | 3.6 | 大学 | ソフトバンク |
8位 | 田嶋大樹 | 投手 | 3.3 | 社会人 | オリックス |
9位 | 周東佑京 | 内野手 | 2.9 | 大学 | ソフトバンク |
10位 | 遠藤淳志 | 投手 | 2.6 | 高校 | 広島 |
次のページから、各球団別のWARをまとめています。
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