燕雀安んぞ鴻鵠の志を知らんや
燕雀安んぞ鴻鵠の志を知らんや。
これは、大国であった秦に対して初めて反乱を起こし、一度は楚の王もになった陳渉が言ったとされるセリフだ。
まだ楚の王になる前、陳渉が小作人をしていた頃の話である。
耕作の休憩中に、陳渉が仲間たちに「もし自分が偉くなったらお前たちのことを忘れずにいてやろう。」と語った。
すると仲間たちは、笑って「お前さんは人に雇われて耕している。なんで富貴を望めようか。」と答えた。
陳渉はため息をついて、上記の言葉を言ったとされる。
商売人とサラリーマンは根本的にマインドが異なる
商売人とサラリーマンは根本的にマインドが異なる。
商売人は自分のお金を資本主義社会にさらし、自分でビジネスモデルを考え、決定し、実行する。
成功しても失敗しても自己責任。自由と引き換えに、リスクも背負い込む。
自責思考のマインドである。
一方、サラリーマンは他責思考のマインドである。
他人がお金と時間をかけて作り上げたビジネスに乗っかり、上司の指示に従い、実行する。
成功しても失敗しても他人の責任。衣食住の保証はされるが、自由はない。
商売人とサラリーマンはこのように、根本的に考え方が異なるのである。
分かりあえるはずがないのだ。
商売人になると決めた俺の志を、サラリーマンをやっている同窓は理解できない
先日、サラリーマンをやっている大学時代の同窓と会った。
「商売人になる」という私の志を言うと、一笑された。
「できっこない」と。
商売人とサラリーマンは根本的にマインドが異なる。どうしてサラリーマンの彼が、商売人になると決めた私の志を理解できるのだろうか、いや理解できない。
まさに燕雀安んぞ鴻鵠の志を知らんや、である。
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